歯科の治療イス(ユニット)に座る勇気

  • コラム

○○さん中へどうぞと呼ばれ、指定されたイスに患者として座る時、歯科衛生士なのに私は勇気を出して座ります。何故でしょう?
「本日、歯を抜く予定になっています」と説明を受けますが、「歯を抜く」「麻酔の注射痛い」などいろいろ考えてしまいますし、治療が始まったら口の中で行なわれている様子がわからないし、Noとも言えないからです。
大人は不安な事を口に出し話すことができますが、子供は経験や知識が少ないので表現できず、不安でイスに座る事すら出来ず大泣きする子、ご家族にしがみつきポロポロと泣を流す子がいます。「私も同じ気持ちよ」と言いたいところです・・・。
あさか虹の歯科では、はじめの一歩を大切にと考えています。ご家族と相談し、何度か来院してもらい、お子様の様子を見ながら器具の説明をし、手でさわり、手の上で水を出しバキュームで吸うなど少しずつ慣れてもらいます。ご家族からお子様のお話を聞き、コミュニケーションを取ります。また、ご家庭での仕上げ磨きの時に歯医者が何をするところなどのお話をお願いしています。何度か来院しイスにすわる事ができるとその後は意外にスムーズに治療が行なえる事が多いです。
あさか虹の歯科では治療はもちろんですが予防にも力を入れています。子供から大人の歯への移行期はとても大切です。「みがき不十分」という学校検診の紙がありましたら虫歯でないからとそのままにせず一度来院して下さい。お待ちしています。

歯科衛生士 永井

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