歯科技工士

インタビュー

入職のきっかけは?

専門学生のときに、臨床実習先が虹の歯科でした。そのときの実習経験から、子供から高齢者まで、外来・訪問と幅広く診療を行っている点で自分の成長につながると思いました。
また、地域のみなさんへの保健指導など、診療だけではない分野に触れられるところにも魅力を感じました。

入職当初のエピソードは?

偶然、医療生協さいたまのホームページで求人を見つけて応募しました。今まで個人の技工所でしか働いたことがなかったのですが、大きな組織も良いかなと漠然と思っていました。隔週土曜日の出勤が少し気になりましたが、悩むのは面接の後でも良いと思いました。「中も見ずに切り捨てるのはもったいない。仕事内容と給料、有給休暇の取得実績を聞いて総合的に考えればいい」と妻にも言われました。

面接時のエピソードを教えてください。

面接時は30代後半でしたが、それまでの経験をきちんと評価してもらえていると感じました。妻が病気がちなので、有給休暇がしっかり取れるか不安でしたが、安心できる答えをもらえました。

入職当初のエピソードを教えてください。

最初は医療生協さいたま生協歯科に配属になったのですが、とにかく職員の数が多くて名前を覚えるのが大変でした。しかし職員の数が多いということは気の合う人もいるということで、人間関係に悩むことはなく、自然と打ち解けていきました。
残業が少ないことも驚きでした。たくさんの仕事を抱えて、終わらなければ残業するのが当たり前と思っていましたが、そもそも、時間内に終わらないような仕事量が分担されることはありませんでした。とはいえ簡単で楽な仕事だけではなく、適度な量と質でした。
また、当時はe.maxが盛んだったので、それを若い歯科医師と衛生士にわかりやすく説明する学習会を実施するなど、仕事の種類が技工物製作にとどまらないので飽きることはなかったです。

どんなときに
仕事のやりがいを感じますか?

歯科医師との距離が近いので、症例検討は頻繁に行っています。個人クリニックだと院長先生に意見を言うのは勇気が要りますが、若い先生が多いのでお互いに成長しようという雰囲気があります。相談した結果、治療がうまくいった時は嬉しいですね。
歯科医師だけでなく歯科衛生士も技工士からの改善提案を真剣に聞いてくれます。様々な改善の実績もあって今では、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、事務から頼られる存在になったと感じています。なくてはならない職種だと言ってもらえるのはありがたいです。

入職を考えている方へ一言

医科や介護の話しも入ってくるので、医療に携わっているという実感があります。歯科技工士は狭い世界に閉じこもりがちなので、視野が広がって人間的にも成長できると思います。
隔週土曜日勤務を気にする方もいると思いますが、隔週水曜日の午後は休みですし祝日はちゃんと休みになります。完全週休2日制の技工所や歯科医院では、祝日がある週は土曜日出勤となり、週中で休みの日が移動するだけです。年間休日日数と有給休暇の取り易さで判断すれば、条件は決して悪くありません。ただの製造業ではなく、一緒に「医療」をやりましょう。